就職説明会になぜ銀行が主催する?

こんにちは、エンパパです。

 

就職説明会の「採用者」側からの視点

 

人事担当者として、就職説明会(合同説明会)に

参加することがよくあります。

 

合同説明会というのは、

会場の中で、企業がブースに構えて、

求職者がパンフレットを持ちながら、

会場を回って、気になるブースで採用担当者と話をする説明会のようなものです。

 

スタンスとしては

「求職者が自由に歩き回れる」

「説明会開催前に求職者が見れる企業が決まっている」

など様々です。

 

私も何度か参加させていただき、

様々な求職者を前にして、会社のアピールをしたり、

求職者が企業に求めていることを聞き出したりしています。

 

私の会社は小さな中小企業で、

私の他に役員が数名顔を出して下さり、

入社したばかりであまり深い話ができない私のフォローをして下さります。

 

売り手市場の今

 

ブースを出しただけでは人は寄って来てはくれません。

会社名が有名であれば別ですが、

やはり小さい会社となるといろいろな工夫が必要です。

 

ポスターなどで目が引くようなキーワードを貼りだしたり、

事前に撮影した動画などを壁にプロジェクターなどで映し出したり。

いろいろ大変なんです(笑)。

 

しかし、何よりも効果があるのが「色気(?)作戦」

大手や人が多い中小企業などは

女性スタッフを起用して、

 

「○○会社で~す。ぜひお話だけでもいかがでしょうか~。」

と甘い声で新卒の若い男の子たちに声をかけているのをよく見ます。

 

特に今現在は理系の需要がかなり高く、

人を見た目で判断するのはもちろん失礼ですが、

いわゆる「理系っぽい顔」っていうのは私でも分かります。

 

そういう人たちのところに女性スタッフが軽く肩に手を触れながら

「あ、じゃあうちの会社にぴったりですよ。どうぞこちらです!」

って言いながら、新卒者の手を引いているシーンはもはや日常茶飯事。

 

びっくりするぐらい短いスカートだったり、複数の女性社員で囲んだり、

妖艶(?)なお姉さまが目くばせしながら誘ったり・・・。

逆もあります。ちょっとホスト風のお兄さんが女性の求職者に話しかけたり、も。

 

「あそこまでして求職者を呼び込む必要があるのか。」と私たちは思います。

 

そういうやり方を完全否定するわけではありませんが、

私の会社ではそういう手法は恐らくやらないですね。

 

私にはそこまで外見の魅力はないので、ただの負け惜しみですが・・・(笑)。

 

合同説明会に銀行が主催するメリット

さて、タイトルにもありますが、実はこういう合同説明会って

銀行が主催しているケースがあります。

 

○○銀行だったり、○○信用金庫だったり・・・。

統計を取ったわけではありませんが、私の会社が行くところは毎回いろいろな銀行が主催です。

 

各都道府県や人材会社などが主催するのは分かりますが、

「どうして銀行が主催するのだろう?銀行側に何のメリットがあるのか。」

と、疑問に思ったことがあります。

そこで社内の元銀行員に聞いてみました。

 

銀行側からすれば人材確保を一つのツールとして

各企業とのつながりをつかむのが目的。

銀行側からすれば「うちの会社は人手不足で。」

という企業に「今度合説を行いますので、協力しますよ。」と言うわけさ。

このご時世、金利で勝負できないし、どの会社も「人手不足」なので

こういう形で様々な企業とのコネクションを作るのが目的なのさ。

 

という説明を聞いて納得。銀行は銀行で大変だなぁ、と思いながら

次の説明会でもキレイなお姉さん達に負けないぐらい

自社のアピールをしてこよう、気合を入れております。

 

20170923更新

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