IT管理者が語るクラウドサーバーの利点

クラウドサーバーをレンタルするという発想

 

こんにちは、エンパパです。

 

小さな中小企業のIT管理をしている私が

とあるきっかけでクラウドサーバーについて調べることにしました。

 

(この記事ではクラウドサーバーやレンタルサーバーと言葉が混在しますが、

同じ意味であると思ってください。厳密にはもちろん違うのですけどね。)

 

レンタルサーバーの定義は広く、どういうサーバーをレンタルにするかで

使用範囲が異なります。

 

例えば、メールサーバー(メールを管理)、

Webサーバー(HPなどを管理)

ファイルサーバー(ファイルやフォルダなどのデータの管理)です。

 

クラウドサーバーをレンタルする利点

サーバーを管理していて思うことがいろいろとあります。

 

その中で「レンタルサーバーだったらどうなるのか。」を考えてみました。

わが社では恐らくレンタルサーバーという手段は取りにくいと思います。

その理由としては「ファイルが多い(歴史が長い会社なため)」

であることが一番大きいです。

 

使ったことないのに、なぜこういう記事を書いているかと言うと、

「わが社では使えないが、使える会社は大いにある。」

と純粋に思ったからです。

 

ファイル量もさほどなく、

せいぜい

「全社員のPCのバックアップ程度」

「クラウドを通じて、従業員に閲覧可能なファイルを保存する」という

発想であればレンタルサーバーはおおいに「アリ」だと考えます。

 

以下、レンタルサーバーの利点

(利用はしていませんので、あくまで個人の推定の範囲内です)

 

1.ハードを置かなくていい。

 

サーバーPCは、大きさにして普通のデスクトップか少し大きいぐらいです。

もちろんデスクトップなのでモニターやマウスやキーボードも必要です。

さらに停電になっても大丈夫なための「無停電装置」(通称UPS)も必要です。

これらを置くスペースが必要ですね。

 

ちなみにわが社はサーバーが4台あり、それぞれにUPSがついています。

これだけでも結構な場所を占領しますし、その分のコンセントも必要です。

 

それを置かなくていいのはある意味楽でしょうね。

 

NAS(LANケーブルを使ったハードディスク)という方法もありますが、

何かあった時のメンテナンスも必要ですし、ハードルも高いと思います。

 

2.サーバーメンテナンスの必要がない。

 

サーバーを管理するにあたり、いろいろと気にしないといけないことが多いです。

例えばサーバーにもウィルスソフト(セキュリティソフト)が必要です。

 

さらにバックアップソフトも必須です。

これにも初期費用と保守の金額も必要です。

 

余談ですが、先日バックアップが上手く取れていないという連絡があり、

業者の方が何度も社内に来ていただき、再起動やらサーバー停止しながら

作業してます。

 

その間に呼ばれたり、専門的な話されたり(さすがにバックアップ用語には詳しくないですスミマセン)、

 

また、社内に「サーバーが再起動します。」という告知をするのも大変です。

メールを送るだけで済む話ではありません。

 

様々な部署をまわって、「この時間に再起動しても大丈夫か。」

など聞き回って、なるべく影響の少ない時間を選びます。

 

結構ストレスです(笑)

 

費用面や雑務時間を考えると

レンタルサーバーだけの費用の方が断然スマートの場合もあります。

 

3.サーバー管理者が必要ない

 

サーバーを管理するにはある程度の知識が必要です。

私は今の会社に入ってからIT管理者になったのですが、

本やネットなどであれこれと勉強をしてきました。

 

それでもサーバーに関する情報というのは常にアップデートが必要です。

それにサーバーを管理するといろいろな事が発生します。

 

先ほども書きましたが、

 

「急に予期せぬシャットダウンが発生し、業者に来てもらい対応してもらうことになった。

その間サーバーが使えないので、全社員に告知し、使えない時間の伝達をした。」

 

「バックアップソフトからのメール通知にて、

バックアップが正常に取れなかったという連絡があり、業者に来てもらった。」

と言うようなことが割と多く発生しました。

 

その度、時間を多く取られましたし、従業員たちに説明もしなくてはなりません。

もちろんレンタルサーバーとて不具合やシャットダウンなどもあるでしょうが、

専門家に任せておけるという安心感はあると思います。

 

私のような「あれもこれも」業務を兼任している者からすれば

「サーバーばかりを見ているわけではない。」という気持ちがどうしても出てきます。

 

サーバー管理者も、今は私が行っていますが、

万が一のことがあれば次は誰が管理するかと言われても非常に困ります。

 

中小企業の悩みではありますが、後釜がいない状況は常に続きます。

 

ただし、もちろんですがレンタルサーバーのデメリットもあります。

「(特に大規模な会社だと)コストが割高」

「パフォーマンス能力は物理サーバーより劣る」

「自分の好みのセッティングができない」

などです。

 

これらを天秤にかけていき、最終判断をすればいいと思います。

 

いかがでしょうか。本音でこの記事を書きましたが、

物理的なサーバーとクラウドサーバーの違いは

「車を自分で買うか、カーシェアリングで使うか。」

の違いに似ていますね。

 

車を自分で買う場合は全部自分でしなくてはなりません。

保険、メンテナンス、駐車場など。

 

カーシェアリングの場合は全てコミコミでいくら、という計算になり、

割高かもしれませんが、その分時間の節約にもつながります。

 

しかし、車好きからすれば「カーシェアリングとかありえない」

という気持ちもあると思います。

サーバーも同じで「自分でサーバーを管理していたい。」という人・会社は

レンタルサーバーは選択肢から外れると思います。

 

いかにいくつかのレンタルサーバーを紹介します。

参考までに金額などご覧になってはいかがでしょうか。

 

Sixcore(エックスサーバー)



エックスサーバーはこのブログでもお世話になっています。

万能型でセキュリティーも高いです。

「難しいことは分からないので、とりあえずどれかにしたい。」

という場合はこれで良いと思います。

 

Zenlogic



Yahoo! Japanのプラットフォームを利用しているため、インフラ関係は強いです。

365日無料電話、無料対面サポートもあり、比較的初心者に優しいレンタルサーバーです。

※営業担当者とは一度会って話をしたことがあります。

 

アズポケット



アズポケット社のmixhost

SSDを利用しているのでスピードは速いです。

まずは30日間無料お試しをどうぞ。

 

セブンアーチン



ディスク容量無制限プランもあり、

データやアドレスオーバーの心配をしたくない場合におすすめ。

わが社がもしレンタルサーバーを採用する場合、

ここを考えると思います。

 

KAGOYA




プランとセキュリティーが充実しています。

バックアップを残せておけるのも利点。

「ファイルを間違えて消してしまった。もとに戻してほしい。」

という事も可能です。

 

実際わが社でも間違えてデータを消して、

復旧の要望があったときは本当に苦労しました(笑)。

 

別の会社にあの作業を委託できるのは羨ましいです(笑)。

 

いかがでしょうか。個人経営している方やIT管理者は

ぜひレンタルサーバーも考えてみてください。

 

20171006更新

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